皆さんは化粧水を付ける時、コットンと手、どちらを使っていますか?「コットンの方がいい」「やっぱり手でしょ」と、意見が分かれるところですよね。今回は、この長年の悩みを解決するべく、コットンと手、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較しながら、化粧水の正しい使い方にアプローチしていきます!
コットンと手、どちらでつけるのが正解?
結論から言うと、コットンでも手でも、どちらでも正解です!ただし、コットンには手でつける場合にはないメリットがあります。それは、コットンを使うことで「あえて手間をかける」ことができるということです。
手でつけると、顔に直接触れるので「しっかりつけたつもり」になりやすいですよね。しかし、小鼻の周りや目の下など、細かい部分は意外と塗り残しがあったり、手のひらの隙間に当たる部分で塗りムラができてしまうことも。
疲れている時は、ササッと化粧水を伸ばして終わりにしていませんか?実はそれ、塗り残しや適量の化粧水を使っていない可能性が高いのです。
コットンで化粧水をつけるメリット
では、コットンで化粧水をつけるメリットを具体的に見ていきましょう。
- ・肌の細かい部分まで塗りやすい:
小鼻の周りや目の下など、手でつけにくい部分も残さず塗ることができる。 - ・衛生的:
手で直接肌に触れないので、雑菌がつく可能性が減る。 - ・コットンパックができる:
化粧水を塗った後のコットンをパックとして再利用できる。 - ・適量を守る:
コットンに化粧水を染み込ませることで、適量(500円硬貨大)を守りながらつけることができる。
コットンで化粧水をつける時の注意点
コットンで化粧水をつける時は、コットンの持ち方やつけ方に気を付けましょう。
- ・コットンの持ち方:
コットンの繊維の向きを確認し、それに垂直になるように指で挟んで持つ。中指と薬指の上にコットンを置き、人差し指と小指で両端を挟む。 - ・化粧水の量:
500円硬貨大よりやや大きめの量をたっぷりとコットンに染み込ませる。途中で乾いてきたら、少量ずつ足す。 - ・つけ方:
コットンの繊維の向きに沿って、肌の上をすべらせるように優しくつける。まずは頬や額から始め、目元や口元などの細かい部分へ。最後はフェイスラインと首までしっかりと。
コットンパックやパッティングもおすすめですが、強く叩きすぎないように注意しましょう。また、ニキビや肌荒れがある時は、コットンで肌を傷つける可能性があるので、手で優しくつける方がおすすめです。
コットンの種類
市販されているコットンは主に綿、絹、不織布の 3 種類があります。
- ・綿のコットン:
最も一般的なタイプで、肌触りが柔らかく、肌に優しい。吸水性に優れているので、化粧水を含ませやすく、肌に均一に塗ることができる。 - ・絹のコットン:
絹のタンパク質が肌の保湿や保護に役立つ。摩擦が少なく、敏感肌の方にもおすすめ。 - ・不織布のコットン:
繊維が絡み合った構造で、毛羽立ちにくく丈夫。化粧水を含ませても型崩れしにくく、肌に優しい。
コットンの種類によって特徴が異なるので、お好みや肌質に合わせて選ぶと良いでしょう。
手を使った化粧水のつけ方
手を使った化粧水のつけ方も、正しい方法があります。
- ・手の平に化粧水を付ける:
500 円硬貨大の化粧水を手の平に取り、温める。 - ・顔を包み込む:
手の平で顔を包み込むようにして、頬や額から化粧水をつけていく。 - ・優しくプレス:
目元や口元などのデリケートな部分は、指の腹を使って優しくプレスするように化粧水をつける。 - ・マッサージ:
化粧水をつけた後は、軽くマッサージをするのがおすすめ。リンパの流れに沿って、優しくさすったり、押したりすると、化粧水の浸透を促すことができます。
手を使った時のメリットは、コットンに比べて時短になり、コットン代もかからないことです。また、手でつけることで、顔の筋肉をほぐし、血行を促進する効果も期待できます。
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コットンと手のハイブリッド使い
コットンと手を組み合わせた使い方もおすすめです。コットンで化粧水を顔全体に塗った後、手のひらで優しくプレスすると、コットンだけを使った時よりも化粧水の浸透を促すことができます。
また、手でマッサージをすることで、コットンだけでは届きにくい顔の奥の筋肉までアプローチすることができます。手の温もりが肌に伝わり、リラックス効果も期待できます。
コットンと手の使い分け
コットンと手、どちらも一長一短があるので、シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。
- ・夏は手、冬はコットン:
夏はさっぱりと手だけでつけ、冬はしっとりとコットンを使う。 - ・朝の忙しい時は手、夜はコットン:
朝の忙しい時間は手を、夜のスキンケアはコットンを使う。 - ・外出先では手、自宅ではコットン:
外出先や旅行時は手を、自宅でのスキンケアはコットンを使う。
このように、季節や時間、場所によって使い分けることで、コットンと手のメリットを最大限に活かすことができます。
肌タイプ別の使い分け
肌タイプによって、コットンと手の使い分けを変えることもできます。
- ・乾燥肌:
コットンでたっぷりと化粧水を付ける。コットンパックもおすすめ。 - ・脂性肌:
手でつけることで、必要以上に化粧水を付けすぎないようにする。 - ・敏感肌:
手で優しくつける。コットンを使う場合は、肌に優しい天然コットンを選ぶ。
肌タイプに合わせて、コットンと手の使い分けを変えることで、より効果的なスキンケアをすることができます。
コットンに関するよくある質問
ここでは、コットンに関するよくある質問にお答えします。
Q. コットンを洗って再利用できますか?
A. 汚れや雑菌が落ちきらない可能性があるので、再利用はおすすめいたしません。
Q. コットンに化粧水を染み込ませておくと劣化しますか?
A. 化粧水を染み込ませたコットンを長時間放置すると、化粧水が劣化する可能性があります。コットンパックをする場合も、10 分以内に取り除きましょう。
Q. コットンでメイク落としはできますか?
A. できます。コットンにメイク落としを染み込ませ、優しく拭き取るようにメイクを落とします。ただし、コットンが汚れを吸い込むので、何度も同じ面を使い続けるのは避けましょう。
海外のコットン文化
海外では、コットンを使う習慣があるのでしょうか?実は、海外でもコットンを使う文化があります。特に、アメリカやヨーロッパでは、コットンを使ったスキンケアが一般的です。
海外の方は、コットンを使って化粧水だけでなく、トナーやエッセンス、美容液など、さまざまなスキンケア製品を肌に浸透させています。コットンを使ったパックも人気で、自宅で簡単にできるスペシャルケアとして親しまれています。
コットンに関する歴史
コットンが化粧品として使われるようになったのは、意外と最近のことです。
日本では、1960年代頃からコットンが使われるようになりました。それまでは、手や布を使って化粧水をつけるのが一般的でした。
コットンが普及した背景には、衛生面でのメリットが挙げられます。手で直接肌に触れることによる雑菌の繁殖を防ぎ、肌トラブルを減らすことができると注目されました。
また、コットンメーカーの宣伝広告によって、コットンで化粧水をつけることが美容への近道であるといったイメージが広まりました。
まとめ
化粧水をコットンでつけるか、手でつけるかは、好みや肌質、ライフスタイルに合わせて選んで大丈夫です。コットンには手でつける場合にはないメリットがありますが、手間やコストがかかるというデメリットもあります。
大切なのは、コットンでも手でも、正しいつけ方と適量を守って、お肌を労わることです。コットンと手を上手に使い分けることで、毎日のスキンケアがより効果的なものとなります。
キレイな肌を目指して、コットンと手、両方のメリットを活かしたスキンケアを始めてみませんか?