顔がヒリヒリする、赤くなっている、かゆい、、、といった肌トラブルで困っている。
ある日、突然いままで使っていた化粧品が合わなくなったり。
敏感肌って困ってしまいますよね。化粧品をつけなければつけないで調子は悪いままだし。
いったいどうすれば、敏感肌に悩まされなくなるのでしょうか?
そもそも、敏感肌ってどんな肌なのでしょうか?
実は、敏感肌は医学的に定義されているものではありません。
医学上定義されているのは、
・普通肌
・脂性肌
・混合肌
・乾燥肌
この4つだけなのです。
じゃあ「敏感肌」っていったいどういう状態の肌のことをいっているのでしょうか?
《敏感肌とは》
肌が乾燥し、乾燥肌になり「肌のバリア機能が低下した状態」のこと。
外部からの刺激・異物(紫外線、化粧品、花粉、ダニ、ほこり、空気中の化学物質)の侵入を防ぐ働きである「肌のバリア機能」が低下することによって、少しの刺激に肌が過剰に反応してしまい炎症を繰り返す肌状態のことを一般的に指しています。
肌の赤み、発疹、かゆみ、かぶれ、ヒリヒリとした痛み、しみるなどを感じます。
敏感肌とよばれる状態になってしまうのは、ほとんどが乾燥肌の悪化によるバリア機能低下といえます。
健康な肌の状態の場合、外部からの刺激を防ぐバリア機能が働きしっかりと守られているのでちょっとの刺激では炎症などが発生することはありません。ですが、何らかの原因で肌の水分と油分が減ってしまい肌が乾燥すると、このバリア機能が正常に働けなくなってしまい敏感肌になってしまいます。
肌のバリア機能はセラミドと呼ばれる成分を主として肌表面の水分と油分を最適な状態で保っており、細胞間脂質と呼ばれています。
肌のバリア機能が低下してしまいます原因はいろいろありますが、代表的なものとして
・誤ったスキンケア
・季節の変わり目の乾燥
・食生活の乱れ
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレス
・睡眠不足
が、あげられます。
心当たりがあることありましたか? 誤ったスキンケアや食生活の乱れなどは、改善しやすい項目なので少しずつでも意識して改善していきましょう。
ストレスは原因がいろいろとあり、即座に解消していくのはなかなか難しいと思いますが、食生活をみなおすことで身体が健康になっていけばストレスの一部は解消に繋がっていきます。
敏感肌チェック!敏感肌の9つの症状
・赤みが出る
・肌が乾燥しやすい
・洗顔後に肌がつっぱる
・肌に弾力がない
・化粧水の浸透や化粧のノリが悪い
・肌がかゆくなる
・ヒリヒリした痛みがある
・ニキビや吹き出物ができる
・できたニキビや吹き出物が治らない
このいずれかの症状が当てはまる場合は、敏感肌の可能性が高い状態です。
これらの症状は肌からの危険サインなので症状が少ないうちに肌や身体を整えるようにしましょう。
もし、すでに下記のような状態になっている場合はすみやかに皮膚科の受診を検討しましょう。
・肌を触るとヒリヒリする
・肌を触ると熱を持っている
・我慢できないほどのかゆみがある
・ただれたり、化膿している部位がある
・薬疹(薬の副作用)が出ている
このような状態は皮膚病になってしまっている可能性があります。
敏感肌さんの顔の保湿にはクリームがおすすめ
敏感肌はどんなスキンケアするのが良いのでしょうか?
使用するスキンケア化粧品は、全て低刺激タイプの物が良いでしょう。アルコール類が含まれていると刺激に繋がるのでアルコールフリーや香料、保存料などがフリーな物がおすすめです。
洗顔をするときは、ぬるめのお湯(30〜35度)で肌をこすらないように洗顔料の泡でなでるように洗い、すすぎ残しのないようにしっかり流しましょう。
化粧水は、洗顔後なるべくすぐ。つける時にパンパン顔を叩いたり、ゴシゴシ擦るように付けるのはNGです、肌を傷つけてしまいます。化粧水を手に取り顔に優しく押し当てるようにつけていきましょう。
そして化粧水の後は、保湿クリームでしっかりと水分が蒸発しないように肌に閉じ込めましょう。 化粧水だけで終ってしまうと、時間の経過とともに化粧水が肌から蒸発し、その時に肌の水分も一緒に蒸発させられてしまい乾燥肌の原因になってしまいます。
また、保湿クリームは伸びの良いテクスチャーのものがおすすめです。保湿クリームは重めのテクスチャーな物が多いですが伸びの悪いクリームを一生懸命顔に付けようとするとどうしても摩擦が強くおきてしまうので、良く伸びるテクスチャーのものを手のひらに1回だして、手のひらで温めるように伸ばしてからつけるのがおすすめです。
保湿クリームはセラミドが配合されているものがさらにおすすめです。敏感肌の状態で肌のバリア機能が低下してしまっているお肌の場合、セラミド入りかつバリア機能をサポートしてくれる処方になっていると外部の刺激からお肌を守ってくれます。
誤ったスキンケアの見直し、食生活の改善など、まずは行いやすいことから実践していき着実に敏感肌を改善していきましょう。